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Riverdance [ママの独り言]

10月12日
今日はdada(夫)の誕生日です。
昨年はあまりのショックで誕生日を忘れていました。
今日は朝から忙しい1日になる予感(というか既に予定)がありました。


Nossa Senhora Aparecida
午前中はクリニックに出掛けました。
あ、そうそう。
10月12日ってブラジルでは
ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ(聖母マリア・アバレシーダ)の日というんです。
奇跡が起こることでブラジルでは最も信仰がある聖人です。

この日はもともとブラジルの「子供の日」となっていて
子供達に玩具などのプレゼントをする習慣があるそうです。

1980年10月12日、
ローマ法王ヨハネ・パウロ二世がブラジルを訪れたのを記念して
国定祝日として制定されました。

サンパウロから北東へ170kmの街アパレシーダ。
1717年10月半ば、
サンパウロとミナスの州知事がこのあたりを訪問するということで、
魚をご披露するよう命令がでました。
そこで、アパレシーダ市を流れるパライーバ河畔に住む3人の漁師、
ドミンゴス・M・ガルシア(Domingos M.Garcia)、
フェリッペ・ペドローゾ(Filipe Pedroso)、
ジョアン・アルベス(Joao Alves)
が漁を始ましたが獲物はなかなか網にかかりません。
しばらくして網を打ってみると何かがかかった感触がありました。
急いで網を引き上げてみるとナント首のない聖母像。
さらにもう一網打ってみると、
先ほどの聖母像にぴったりとはまる首が見つかりました。
それからがタイヘン。
魚が次々とかかるようになったのです。
この像を持ち帰って祀ったところ、
それ以降も豊漁が続き、その他にも多くの奇跡が起こったそうです。
(毎年10月12日の大祭の日は各地からおよそ20万人が集まるらしいdesu)

奇跡を示し幸運をもたらす“褐色の聖母”
ノッサ・セニョーラ・アパレシーダ(Nossa Senhora Aparecida)

この教会から奇跡を起こすアパレシーダテープなるものが売られています。
私とdadaの左手首に巻かれています。

手首には2回回して3つお願い事を考えておく。
目をつぶって「1つめのお願い事を心で祈る」
腕にリボンを結んでもらう。
そして「2つめのお願い事を心で祈る」
目をつむって、2回目の結び目を結んでもらう。
そして「3つめのお願い事を心で祈る」
目をつむって、3回目の結び目を結んでもらう。
外れた時に願いがかなうとされています。

↑コレ元は青いテープです。
切れそうでなかなか切れません。


dadaの仕事の打合せ

dadaの仕事の打合せについてきました。
私の十数年前の職場です。


Riverdance
今日のメインイベント。
Bunkamuraオーチャードホールにやって参りました。

【Riverdance】初日です。
実はdadaはアイルランド音楽の仕事もやっています。
年に1回年末にまさにここで演奏しています。
葉もこのオーチャードホールの舞台で踊ったことがあります。(リハ中に)
たぶん1歳でこの舞台でダンスをする子はそんなにいないと思います。
dadaの仕事のメインはブラジル音楽だったはずなのに
今ではサルサにフラメンコ、フュージョン、ファンク、ジャズ、ポップス......
ジャンルにこだわりなし!なんでもって感じです。
でも本人は楽しそう。

さてMichael Flatleyが確立した【Riverdance】。
初めて【Lord of the Dance】を観たときその魅力に圧倒され
思わずダンス教室に直行したほどです。
(その後すぐに葉を身ごもり脱退しましたが.....)
その私に引きずり込まれいつの間にかこんな素敵なサイトを立ち上げた友人もいます。

いやぁ、やっぱり楽しかった。
葉も3歳から始めたら立派なプリンシパルになれたはずだよね。
葉が踊りたくてウズウズしていたこと
ママちゃんとわかってるよ。


追記
今日は昔の同僚とか知り合いとかにたくさん出会えた日でした。
公演後久しぶりに二人でお酒を飲んで帰りました。
久しぶり.....
というか職業上dadaは夜の仕事が多いので
二人でお酒を外で飲むのは事実上2回目。
なんだか新鮮でした。


リバーダンス ライヴ・フロム・ジュネーヴ

リバーダンス ライヴ・フロム・ジュネーヴ

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2003/09/21
  • メディア: DVD



リバーダンスのすべて

リバーダンスのすべて

  • アーティスト: ビル・ウィーラン
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルインターナショナル
  • 発売日: 2000/11/18
  • メディア: CD


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青山でのひとりごと [ママの独り言]

昨年の10月15日。
私を心配してくれた友人が
カフェで開催される沖縄出身のシンガーのライブがあるから、
と外に連れ出してくれました。
葉を失って初めての外出でした。

夕方6時頃、外苑前のスターバックスで待ち合わせ。
窓際に座り外を眺めながら
こんなメモを書いたノートが今日鞄の中から出てきました。



最後に葉と一緒に電車に乗ったのはつい1ヶ月弱前の9月。
みんな半袖・ノースリーブの夏の装いだったのに今はまるで風景が違う。
長袖、ブーツ、マフラー。
すっかり秋。
まるでタイムマシンに乗ったような
夢の中を歩いているような
身体には全く力が入らずフワフワしている。
ちょっと前まで1分1秒を争って閉めきりのある仕事してたのに.....。
なんだか夢の中にいるみたい。
忙しく人々が行き交う夕暮れ。
ここにいる人たちはみんな葉のことなんか知らない。
いつもの自分の日常を生きている。
なぜだろう。
すごくフワフワした気持ちが
どんどん広がっていく。
私は一体何をしているんだろう。
私は誰なんだろう。
そういえば
4歳のとき同じ問いを自分に毎日問いかけて悩んでいたなぁ。
30年以上経った今また尋ねている。
誰も葉を知らない。
誰も私を知らない。
私はただのちっぽけな存在で
この人ごみの流れのように
この世界中にうずまく多くの人間の中のひとりとして
ただただ、
死ぬまで流されて生きていくだけなのだろうか。

ま、そうだろうなぁ......。


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天からの落とし物 [ママの独り言]

うちの庭にはシークヮーサーの鉢植えがあります。
育てている方はいらっしゃるでしょうか?


↑コレ今年の実です。


↑コレ昨年の実です。2年ものです。
なんだか収穫できなくてそのまま様子を見ているのですが........。
どうしよう?


昨年
葉がいなくなってからの10月は雨、あめ、雨。
台風と雨の日々が続きました。
困ったお天気だったかもしれませんが
私にはありがたい雨でした。

外に出て庭にお水をあげなくてもすむから。

うちには小さな小さなお庭があります。
葉を亡くして気付いたこと。
それは、
私が毎日庭の手入れをしていた理由は
葉にかわいい葉っぱやお花を見せたかったから。

葉がいなくなって
私も庭も一緒に死んでしまいたいと思いました。
いえ、死んでしまったように思いました。
葉がいないのでは手入れをする意味が全くありません。
父から「花だって生きてるんだよ。まだ生きてるんだよ。」
そう言われても何も感じませんでした。
ほんとうに当時は何をする気力もなかったのです。
だからゴーヤもトマトも茶色くなったまま冬を過ごし、
他の植物も雑草もみーんな延びたい放題。

今年の春。
沈丁花の香りがしました。
私と葉が生まれた季節に咲く花です。

葉....?
香りに誘われてやっと庭に立ちました。

庭に出ると葉はよく裏へ回ってしばらく戻ってこないことがありました。
そしてふいにピョコッと家の角から顔をのぞかせ
嬉しそうに走ってきたものです。
その日もふいに葉が家の脇から出てくるんではないかと思い、
涙がボロボロ溢れてきて止まりませんでした。

ついでに半年ぶりに庭の雑草を取りました。
エアコンの室外機の脇の雑草はいつもほったらかしで1年以上延び放題でした。
その日もそのままにしようかと思いましたが
ついでだからと思い切って綺麗にしました。
すると!
奥の方に落ちているマジックテープ付きのピンポン玉を見つけました。
茶色くなって細く絡みついた芝生や乾いた雑草にふわっと包まれています。
それは
まるでふわふわの雑草のお布団にやさしく守られながら
私が見つけにくるのをじっと待っていたような感じに見えました。

これは上の妹からもらった姪のおさがりのおもちゃでした。
とにかくボール好きだった葉。
フェルトやセーターに投げると
ピタッとくっつくこれもお気に入りのひとつでした。
葉がお部屋から落としたか、持ったまま庭に出て落としたか。

「ママ、大丈夫。ヨウヨここにいるからね」
そう言われた気がしました。
私はすかさず心の中で返事を返します。
「早く!早く!必ずママのところに戻って来てね」


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き〜〜! [ママの独り言]

最近、身体を鍛えるためにフィットネスに通っています。
一昨日も受けたいスタジオのクラスがあったので
仕度をして玄関で靴を履き、フト携帯を見ると着信歴が.....。

仕事のクライアントからです。

折り返し電話を入れると
早急にやって欲しい仕事があり今からデータを送るので待っててくれとのこと。

フィットネス一時中止。

データが送られてくるのを待っている間に
宅急便を近所のコンビニまで出しに行って戻ってきました。
その間ホンノ10分ほど。
家に入ろうとすると鍵が開きません。
「?」
うちの鍵は磁気が中に内蔵された金属のカードキーなるものなのですが
それが気持ち良く差し込み口まで入らないのです。
「さっき鍵をかけたばっかりなのに!」

ご近所に管理会社の電話番号を聞き
カードキーサービスの方が来るまで1時間。
ご近所のママのおうちでお茶をいただきながら待たせてもらいました。
(ありがとう)
急いでクライアントにも事情を話して待ってもらいます。

さて
キーロックサービスの方がいらっしゃいました。
やっぱり磁気が壊れているのでこの鍵はもう使えないとのこと。
で、通常ここでドアを開けてもらうことになるのですが
サムターン防止など
いろいろ防犯設備を施してあるドアは開けられないんだそうです。
その場合選ぶ方法は2つ。
スペアの他のキーで試すか、
鍵そのものをぶちこわすか。
当然前者を選びました。
dada(夫)の居場所を事務所に確認します。
都内にはいるらしいので即出発。

フィットネス完全中止。

でもコンビニに行くつもりだけの格好なのでとっても軽装。
半袖Tシャツの上に薄いジャケット羽織っただけ。
だんだん寒くなってくる時間帯と
ここ数日お天気の悪い関東地方。
結構寒さが身に堪えました。
帰ってきたときは手先が悴んで感覚がなくなっていたほど。
しかし苦労の甲斐あってdadaの鍵で無事に我が家へ生還することができました。
10分のつもりが約4時間!
あー、寒かった。

夜中に帰ってきたdadaからひと言。
  きっと今日フィットネス行くと怪我するかもしれないからって
  葉が止めてくれたんだよ。
そう言えば少し前にも
外出しよう外出しようとしても
玄関を出たとたんに何度も!用事ができて引き戻されることがありました。
信じるかどうかは人によると思いますが
でもdadaの言葉、私には結構納得できたのでした。
ちょっと腹痛もあったし.....。

ヨウヨ、ありがとう。


追記

その後、
急ぎのお仕事は完璧に納めました♪
ただ喉が少し痛いです.....。

それから....
鍵屋さんの出張費やら手数料やら何やらいろいろ請求されると聞いたので
取りあえず鍵が壊れる原因を今後のために聞いてみました。
すると「ハッキリした原因はわからない」とのこと。
なので
 スペアの作り直し分は支払いますが
 こちらにハッキリした落ち度がある場合なら理解できるけれども
 普通の生活をしていても壊れる鍵に手数料を取るのはおかしいのでは.....
と管理会社に訴えたところ
今回に限り、ということで新しいカードキーを無償で!いただきました。
訴えてみるものです。
ありがとう、担当者さん。
ちなみにdadaは私の言動に口をぽかんとして呆れていました。
ほんとは自分だって散々文句言ってたくせに......。


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不思議な写真 [ママの独り言]

今月も葉祥明さんのティーサロンの招待状をいただいたので
風邪を引いてるにもかかわらず!出掛けてきました。

今年の夏、初めて葉祥明さんご本人に会って以来
毎月このティーサロンにおじゃましています。
初めてお会いしたときは
彼の描く絵から私が勝手に想像していたイメージと
少し違った印象を受けました。
でも一度会っただけではわからない
底知れない不思議な魅力を持った人でした。
お話を聴くたびに彼への興味はドンドン大きくなります。
この人は一体どんな人なんだろう




ついに
彼の自伝が出ました。

僕と風との対話

僕と風との対話

  • 作者: 葉 祥明
  • 出版社/メーカー: 佼成出版社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本


開場したばかりのお店に入ると
今日は先生の方から声をかけてくださいました。
偶然にもサインをしてもらうことまでできました。
しかもメッセージを特別書き添えて!

風に耳を澄ますと聞こえる
葉々の元気な声、ママ!

昔から何となく思っていたことではあったけれど
葉がいなくなってから特に
すべてはつながっている!
と心から感じることができます。

例えば....
彼のティーサロンは大体最近観た映画の話題から始まります。
映画をしかも絵を描くことを仕事としている私には
偶然だけではない
何かつながりみたいなものを感じています。
彼の名前もそう。
彼は名字、葉は名前だけど
漢字も読みも同じ。
でも私のヨウヨの方が可愛いけどね。
(ごめんね、先生)

人と人との繋がり。
偶然は偶然ではない。

では、なぜ葉はいなくなったの?

↑一見哲学者になったような発言だけど
この答えだけは誰にも譲りません。

アレは何かの間違い!!!


今日買った本以外にもいつの間にか我が家には葉祥明さんの本が数冊増えています。

もういちど会える

もういちど会える

  • 作者: 葉 祥明
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: 単行本


再び会う日のために

再び会う日のために

  • 作者: 葉 祥明
  • 出版社/メーカー: 愛育社
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本



サロン終了後、
近くのアイリッシュパブでライブがあるというので
少し寄ってから帰ることにしました。
ココです。

ギネスを1杯だけ頼んで先程の本を読み始めます。

店内はハロウィンの飾り付けで賑やか。
そういえば昨年のハロウィンには不思議な出来事が起きました。
(この話はまた今度)
このblog用に記念に写真でも.......
連続して2枚撮りました。
アレ?
2枚目に何かモヤが写っている?
ヨウヨ?
確認のため更にもう1枚撮りました。

家に帰ってこの写真を大きくPC上で確認しました。
すると














ウン十年生きてきて
初めて不思議な写真を自分で撮ったことに気付きました。
この1年間「葉が写っていればいいのに.....」
そう思いながらシャッターを切っていたことは事実ですが
この写真は.........。
少なくとも小さな可愛い葉ではないみたい。

ここに載せていいものかどうか悩んでいます。
皆さん、見たい?見たくない?

うーん。本当は江原さんに見ていただきたいです。
恐くはないんですよ。
ただどんなメッセージなのか聞いてあげたい写真を
2005年10月22日に撮りました。

家に着いて気付いたことがもう一つ。

私が行きたいと思っていたアイリッシュパブは別のお店でした。
ライブやっていないので変だと思ったンだぁ。


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一夜明けて..... [ママの独り言]

日曜日、お祭りがありました。
葉が大好きだった山車です。

今日の山車。

2年前の山車。





 


前にも書きましたが
私は葉がいなくなった直後、本が全く読めなくなった母親です。
遺族の本や病気に関する本は知識として知りたいくせに
記憶力と想像力が激しく頭の中でわき上がってきて
心も呼吸も苦しくなってくるため
しばらく殆どの活字をシャットアウトしていました。

音楽もダメでした。
無理矢理流れているものに関してはいいのですが
自分からリラックスして「聴く」気にはなかなかなれませんでした。
しかも自分の数十年間の経験から
辛いときに聴く音楽は
のちのちそのメロディを耳にするだけで
辛かったその瞬間に引き戻される危険性を多く含んでいることを知っていたからです。
癒しどころではありません。
ついでにいうとTVも映画もダメでした。
自分がそれまで必要とし大事にていたものほど拒否反応が強かった気がします。

葉と同じような病気でお子さんを亡くされた
あるお母さんから伺った言葉があります。

親が亡くなると 自分の過去がなくなる
夫が亡くなると 自分の現在がなくなる
子供が亡くなると 自分の未来がなくなる
友人が亡くなると 人は自分の一部を失う

あぁ「自分の未来がなくなる」からこんなにも辛いのだ
そう彼女は言っていたように思います。


愛する人を亡くした時


あんなに読めなかった本や音楽も今では少しずつ大丈夫になっています。
TVや映画も....(仕方がない。コレは私の仕事ですから。)
ただ...少し以前とは見方や考え方が変わってきたかもしれません.......。


さて、土曜日は私にとってちょっとエキサイティングな出来事に遭遇した日でした。
殆ど睡眠が取れないまま、
もともと約束していた横浜の友人宅へ遊びに行きました。
葉をよく知る友人たちです。
昨夜の例の写真を見せました。
みんなどちらかというと現実主義の人間ですが
確かにここには踊っている男性がいるね、という結論でした。
でも誰もそこからメッセージらしいものをくみ取ることは出来ません。
彼は葉の将来なのか。
彼は葉のメッセージを伝えに助けにきてくれたのか。
それとも彼は全く何の関係もない人物なのか.....。

最初は素直に即こちらにupしようと思いました。
情報を集めるためにも。
でも途中で迷いが生じました。
もしかしたらこの写真を載せたことにショックを受ける人がいるかもしれない。
もしかしたら写真の中の人物はそれを望まないかもしれない。
まぁその逆も考えられるわけですが......。
私ひとりでもの凄く興奮してジタバタしていましたが
公開するのはもう少し
少なくとも私自身が落ち着いてきてからでもいいかな?
幸せな写真ならそれからでも遅くはないんじゃない?
なんだかそんな風に思えてきたのです。
散々お騒がせしてしまってごめんなさい。
でも....本当に肉眼だけでは見えない何か
そんなすべてを信じられる出来事でした。

ヨウヨ、ママは葉の側へチョット近づけるようになってきたみたい。
ありえないと思っていたことも可能なんだって気がしてきたよ。
1度なくした未来、もしかしたら本当に取り戻せるかもね。
もしかして.....
それを言いに来てくれたのかな?


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親ばか [ママの独り言]

私は一般でいう晩婚&高齢出産でした。
どんどん若いうちに母親になっていく自分の妹たちや友人たちを見て
密かに客観視しながら「親ばか」だなぁ....と思ったこともしばしば。

さて実際自分が親になってみて.....
これがやっぱりハマッたように「超親ばか」になっているんです。
何だか恥ずかしいと思って
なかなか人には言えませんでしたが......。


産院で産まれたばかりの葉を見て
にたにたニタニタしながら
夫婦で「可愛い、可愛い」を連呼していたことがあります。
そのとき義母が笑いながら言いました。
「そのくらいじゃないと子どもひとりを育てることはできないわね。」
つまり、「超親ばか」になれるくらい
もっといえば自分の命を犠牲にしても守ってあげたいと思う強い愛情がなければ
将来様々な困難がふりかかるかもしれない、人ひとりの教育を達成するのは難しい。
そういうことらしいのです。

ある人にはこうも言われました。
「子どもは3歳までに一生分の恩返しをする」
これは成長してくるととだんだん自我が出て
親と対立したり苦労したりということが出てくるかもしれないけれど
3歳までの子どもの無垢で純真なすべての出来事は
その後の苦労を一掃してくれるだけのパワーと幸せを持っている。
ということらしいです。

なるほどなぁ、と思いました。

そういえば、
私自身、未だに父から
「お前も3歳までは本当に賢くて可愛かったのに。」
とよく恐ろしいくらいしつこいイヤミを言われることがあります。




葉は3歳にもまだなっていませんでした。
いろいろ考えると、とても複雑な気持ちになります。
いろいろ考えすぎると、
どうも答えがひとつにおさまってくれないのです。


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ハロウィンの不思議な出来事 [ママの独り言]

Halloweenとは?

万聖節(キリスト教で毎年11月1日にあらゆる聖人を記念する祝日)の前夜祭。

古代ケルト暦では10月31日は1年の終わりの日です。
新年と冬を迎える祭りで、夜には死者の霊が家に帰るといわれています。
それを受けて秋の収穫を祝い悪霊を追い出すお祭りとも言われています。

アメリカでは、カボチャをくり抜き目鼻口をつけた提灯を飾り、
夜には怪物などに仮装した子供たちが
近所を回り「Trick or treat (いたずらかお菓子か)」と菓子を貰ったりする日です。
これは祭用の食料を貰って歩いた農民の様子をまねた中世のなごりなのだそうです。

余談ですが
万聖節の翌日、つまり11月2日は死者の日(Défunts)です。
この日には死者が戻ってくると言われています。

つまり万聖節はお彼岸のようなもの。
その前日には死者が戻ってきて......そして翌日も戻ってくる......?

欧米人でも万聖節が死者の日だと混同している人が多いそうです。
ともかくこの時期の前後には亡くなった人たちを偲んで
お墓参りする人が大勢いるようです。

こんなお話を知ったのはつい昨年のこと。
実は我が家で不思議な出来事が起きたからです。

2004年10月30日から31日にかけての夜中でした。
私は2階で仕事をしていて
dada(夫)は下階でソファに座っていました。
時折dadaのオイオイ泣く声がします。
dadaが泣いているときは私は泣けません。
でもなぐさめてあげられるほどの心の余裕はなく
お互い静かにしていることが暗黙の了解になっていました。

突然dadaがスゴイ勢いで2階へ駆け上がって来ました。
前日お隣から見事な柿を3つ頂き、
それを積み重ねて葉の前にお供えしてあったのですが
1番上にあった柿がピョーンと前に飛んで落ちたというのです。
下にごろっと落ちたのではなく
前に飛んだのだそうです。 
  

「葉が帰ってきた!」

そう叫んでdadaは2階に上がってきました。

後で調べてみてわかりました。
そうか。
今日はHalloweenの日だったんだ。

ヨウヨ、ココにいるよ。
おいしいお菓子と柿ありとー♪(ありがとう)

って言いにきたんだね。



さて、昨日は5回目の結婚記念日でした。
結局....
dadaは18時頃帰宅。
そして近くに住むdadaの同業者(ピアニスト)Aくんがお薦めの居酒屋へ。
3人で。
恐ろしくヘンピなところにあるにもかかわらず、お魚が種類豊富でおいしいお店でした。
もう1件行こう!というので
先日dadaの誕生日に見つけたちょっと洒落たbarへ。

ちょうど昨日はハロウィンパーティーで仮装したお客さんでごった返していました。

いつの間にかdadaとAくんがさらに近所の同業者に電話して......
テーブルは5人!
このお店のすごいところはカイピリーニャが置いてあったり
パンデイロ(ブラジルの打楽器のひとつ)が置いてあったり.......。
お店の方に話しかけると......
なんとそこは音楽関係者がずいぶん集まる場所だということが判明。
なんだdadaの同業者ばっかりなんじゃない。
ん〜でも納得。
dadaとAくんはそこで何年も会っていなかった方との再会劇を繰り広げ.....
閉店の2時まで飲んで帰りました。


お家に帰ると....
四つ葉のクローバーの鉢が玄関前に転がっていました。
今夜は風もないのに。



ヨウヨ?

dadaと顔を見合わせました。
ただいま。葉。


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訪問客 [ママの独り言]

今日は遠方からの訪問客がありました。
私と同業....ではありますが
15年程前からアメリカのILMという会社でずっと仕事をしている人です。
4年くらい前にビールのCMに出演したのを覚えていらっしゃる方はいるでしょうか。

彼にも葉と同じ歳の男の子がいます。
帰国するたびに葉は小さな日本のお友だちとして一緒に遊んでいました。

彼は昨年も忙しい中をわざわざお線香をあげに尋ねてきてくださっています。
彼の素晴らしいところはいっぱいあるのですが
想像力と表現力の大きさにいつも驚かされます。

ふつう子どもを亡くした親を前にしたら人はどうするでしょう?

とまどい言葉を失うか.....
「がんばってね」
「早く元の元気な姿に戻って」
いろいろな言葉で一生懸命励ましてくれます。

彼は少し違いました。

自分が leafさん( 私 )だったらどうしただろうと考えた

つまり夫あるいは妻の不在中、
子どもと二人っきりでいるときに息子が亡くなったらどうするか。

彼の結論はこうでした。

子供を失ったと知った妻は想像を絶する絶望にたたき落とされ
たぶんそのまま気が狂ってしまうだろう。
愛する妻をそこから救うためには
何も知らないで帰ってきた妻の背後に回り
彼女の命を奪い自分もすぐに後を追う。

非常に現実的ではない話です。
理由はともあれこれでは犯罪です。
知らない人が聞いたらびっくりして異常だと思うでしょう。
念のため断っておきますが
もちろん現実問題において彼は決してそんなことはしない人です。
でもここまで突き詰めて想像して考えてくれたことに私は感謝しました。

なぜなら
実際子供を失った親
特に母親は本当に1度は生きていく希望を失うケースが多いからです。
小さな我が子をひとりで行かせたくないから
冗談抜きで子どもの後を追いたいと思います。
それを思いとどめるのは自分の親の存在や家族の存在なのですが......。

繰り返しますが
こんな一見突拍子もない非常識ともいえる結論を出すには
実際自分を同じ立場に置いて考えてみないとできるものではありません。
これは簡単なようでなかなかできないことだと思います。
ふつうは自制心や道徳心がありますから
ここまでボロボロになった心に身を置いて考えるのは難しいでしょう。

同じ立場を体験しようとしてくれた
想像ではあるけど同じように苦しんでくれた

そう思うとどんな励ましの言葉よりも慰められた気がしました。
固く凍っていた心がフーと息を吐くように
ほんの少し溶けてほぐれていったような感じです。

人を想う力のある人
それをもの凄く近くで感じた気がしました。

実は彼と私は同い年ではあるのですが......
私が個人的にこの世で最も尊敬する人物3人のうちのひとりなのです。
3人のうちでは唯一日本語の通じる相手です :-)


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病院と美容院 [ママの独り言]

5日、あるクリニックの説明会に行ってきました。
そこは不妊治療の専門病院の中でもかなり特化したクリニックです。
個人的な想いもあり
知人に教えてもらったこともあって
取りあえず説明だけでも聞いてこようかと参加してきました。
完全予約制。
148名定員だったと思います。
有名なクリニックだけあって座席は綺麗に埋まっています。
皆さんご夫婦での参加が目立ちました。

3時間半。
とっても長い時間にわたる説明会でした。
葉は自然妊娠で生まれてきた子どもだったので
正直申しますとつい半年前まで
不妊治療に対する専門的なことは殆ど知らずに過ごしていました。
でもまぁ、今まで疑問に思っていた謎のひとつが解明らかになったり
私個人としては非常に参考になった会だったと思っています。

長い説明会が終わり、
半ばぐったりしながら駅に向かって歩き始めます。
ふと見回すと固く手をつないで帰るご夫婦の姿が目立ちました。
子どもが授からずに悩む夫婦が多い現実を改めて感じました。
世間では少子化問題が声高々に叫ばれ
まるで子どものいない夫婦が悪者であるようにさえ言われることがあります。
こんなにも真剣に悩み苦しんでいる人がいる。
勝手なことを言う人たちにこの現実を見せてやりたいと思いました。

ここを教えてくれたのは10年前からお世話になっているヘアスタイリストです。
彼は今年の春にpapaになりました。
葉も1度だけ彼に髪を切ってもらったことがあります。
dada(夫)が切ると大泣きなのに
あの日の葉はとてもいい子にして座っていました。

私は彼に髪を切ってもらうとき
ここ1年ずっと同じスタイルをお願いしています。
昨年夏に彼に切ってっもらったときの写真を見せて「コレと同じように」って。
葉と最後に一緒に写った写真です。

葉が私の元に戻ってくる前に私に何かあったら
この葉と一緒に写っている写真を遺影に使ってほしいなぁーと思いましたが....
ダメです。
妹が一緒に写っていましたっ:-)

そう言えば最近カットしてないなぁ。
そろそろ行かなきゃね。


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