INAXギャラリー [松浦武四郎]
昨日、INAXギャラリーに行ってきました。
ちょうど18日は【裏幕末伝・探検家、松浦武四郎が残したもの】という
松浦武四郎記念館の学芸員の方の講演会があるというのでdadaと行ってきたのです。
今回の展示の目玉は【一畳敷】を写真パネルで立体的に再現した実物大模型。
北海道を旅し、地図を書き本を出版し
蝦夷を北海道と命名し幕府の役職を終えたあと。
1886年(明治19年)
それまでの旅の思い出として、
今まで訪れたことのある全国各地の友人・知人に頼み、
法隆寺、
北野天満宮、
出雲大社、
伊勢神宮
太宰府天満宮
熊野本宮大社、
平等院、
法隆寺、
後醍醐天皇陵の鳥居
などの
由緒あるお寺や神社の古材を寄せ集めて
家の一隅に建てた書斎。
それが、この一畳敷だそうです。
武四郎は自分が亡くなったら
この一畳敷の木材で亡骸を焼き、
骨は大台ヶ原に埋めて欲しいと書き記していましたが、
この書斎が貴重な建築物であることから、
この一畳敷は保存されることになり、
紀州徳川家の施設であった南葵文庫へ移築されました。
現在は国際基督教大学の敷地内(泰山荘)にあり、国の登録文化財となっています。
で。
この実物大の模型。
靴を脱いで一畳のお部屋に入ることができます。
私も入ってみました。
なんだか妙に落ち着きます。
ちょうど年配の男性が一緒に入って
熱心にスケッチをされていたのでゆっくりできませんでしたが
たったひとりで座ったらきっと気持ちよかっただろうなぁと思います。
今回は小さなスペースでの開催ですので
あまり多くの展示物はありませんが
個人的にもうひとつ興味深かったのが......
書画の達人に出会うと即座に書いてもらうために
持ち歩いていたという渋柿を塗った団扇。
市川團十郎、
シーボルト、
勝海舟、
現代の色紙なんかよりグッとくる
どれも味のある団扇でした。
葉のじいちゃん。
本当に面白い人です。
探検家で文も文字も地図も書き
本を出版し
古物を収集し
現代でさえ肩書きが見つからないほど多才な人。
魅力的な人です。
ギャラリーに来ていらっしゃる方はほとんどが
年配の男性でしたが
みんなこんな人は知らなかった!と目がキラキラして興奮しているのが印象的でした。
展示会は2月19日まで開催です。
お時間があれば是非お越し下さい!
ヨウヨ......
確か....
1年に1度、基督教大学ではこの一畳敷を一般公開しているんだって。
今度はじいちゃんのホンモノの書斎見に行きたいね。
「幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷 展」(INAXギャラリー)
●INAX ギャラリー1(東京):2010年12月2日(木)~2011年2月19日(土)
●休館日:日祝日、12/29-1/4
●開館時間:10:00~18:00
●入場無料
幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷 展
The One-mat Study of Takeshiro Matsuura, 19th Century Explorer
松浦武四郎とは多彩な顔を持つ才人で、全国を旅した探検家であり、たくさんの著作を表した著述家でありました。また広いネットワークを持ち、各地の文物を蒐集した趣味人でもありました。
今展では、終の棲家として建てた「一畳敷」を起点に、人生の足跡をたどりながら、武四郎の知られざるユニークな人物像に迫ります。
↓この図録!
本当によくできています!
楽しいし美しい!
amazonでも買えるんですね〜!
超
オススメです!
ちょうど18日は【裏幕末伝・探検家、松浦武四郎が残したもの】という
松浦武四郎記念館の学芸員の方の講演会があるというのでdadaと行ってきたのです。
今回の展示の目玉は【一畳敷】を写真パネルで立体的に再現した実物大模型。
北海道を旅し、地図を書き本を出版し
蝦夷を北海道と命名し幕府の役職を終えたあと。
1886年(明治19年)
それまでの旅の思い出として、
今まで訪れたことのある全国各地の友人・知人に頼み、
法隆寺、
北野天満宮、
出雲大社、
伊勢神宮
太宰府天満宮
熊野本宮大社、
平等院、
法隆寺、
後醍醐天皇陵の鳥居
などの
由緒あるお寺や神社の古材を寄せ集めて
家の一隅に建てた書斎。
それが、この一畳敷だそうです。
武四郎は自分が亡くなったら
この一畳敷の木材で亡骸を焼き、
骨は大台ヶ原に埋めて欲しいと書き記していましたが、
この書斎が貴重な建築物であることから、
この一畳敷は保存されることになり、
紀州徳川家の施設であった南葵文庫へ移築されました。
現在は国際基督教大学の敷地内(泰山荘)にあり、国の登録文化財となっています。
で。
この実物大の模型。
靴を脱いで一畳のお部屋に入ることができます。
私も入ってみました。
なんだか妙に落ち着きます。
ちょうど年配の男性が一緒に入って
熱心にスケッチをされていたのでゆっくりできませんでしたが
たったひとりで座ったらきっと気持ちよかっただろうなぁと思います。
今回は小さなスペースでの開催ですので
あまり多くの展示物はありませんが
個人的にもうひとつ興味深かったのが......
書画の達人に出会うと即座に書いてもらうために
持ち歩いていたという渋柿を塗った団扇。
市川團十郎、
シーボルト、
勝海舟、
現代の色紙なんかよりグッとくる
どれも味のある団扇でした。
葉のじいちゃん。
本当に面白い人です。
探検家で文も文字も地図も書き
本を出版し
古物を収集し
現代でさえ肩書きが見つからないほど多才な人。
魅力的な人です。
ギャラリーに来ていらっしゃる方はほとんどが
年配の男性でしたが
みんなこんな人は知らなかった!と目がキラキラして興奮しているのが印象的でした。
展示会は2月19日まで開催です。
お時間があれば是非お越し下さい!
ヨウヨ......
確か....
1年に1度、基督教大学ではこの一畳敷を一般公開しているんだって。
今度はじいちゃんのホンモノの書斎見に行きたいね。
「幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷 展」(INAXギャラリー)
●INAX ギャラリー1(東京):2010年12月2日(木)~2011年2月19日(土)
●休館日:日祝日、12/29-1/4
●開館時間:10:00~18:00
●入場無料
幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷 展
The One-mat Study of Takeshiro Matsuura, 19th Century Explorer
松浦武四郎とは多彩な顔を持つ才人で、全国を旅した探検家であり、たくさんの著作を表した著述家でありました。また広いネットワークを持ち、各地の文物を蒐集した趣味人でもありました。
今展では、終の棲家として建てた「一畳敷」を起点に、人生の足跡をたどりながら、武四郎の知られざるユニークな人物像に迫ります。
↓この図録!
本当によくできています!
楽しいし美しい!
amazonでも買えるんですね〜!
超
オススメです!
幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷 (INAX BOOKLET)
- 作者: 高木 崇世芝
- 出版社/メーカー: INAX出版
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
行きたいな~!いけるかな~?!
by fumilin (2011-01-21 02:29)
おっと。これは見に行かなきゃ!
by ぷりんちぺ (2011-01-21 17:46)
北海道で生まれ育ち暮らしているものとしては、大変興味深いですが・・・残念ながら行けそうもありません(涙)いつかこちらで開催してくれますように・・・
by ゆきむし (2011-01-22 08:48)
★fumilinさん
昨年は大阪と名古屋でやっていたみたいなのよ。
教えてあげられなくてごめん。(>_<)
★ぷりんちぺさん
是非是非!
本当は、18日の公演が結構面白かったのですが.....
もしいつか機会がありましたら
松阪にある【松浦武四郎記念館】にもお越し下さい。
なんかねー、
ここの学芸員さんは皆勉強熱心で
ものすごく武四郎のことをよく知っているの。
1日中聞いてても飽きない面白いお話がいっぱい聞けます:)
★ゆきむし
北海道には銅像や記念館なども多く
展示できるものは違いますが
結構頻繁に武四郎の催し物は開催されているみたいです。
機会がありましたら是非お越し下さいね。
by leaf (2011-01-22 11:02)