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かけがえのない存在 [béjart]

2007年11月22日0時25分


私が最も尊敬し愛してやまない人物のひとり
かけがえのない存在がまた天国へ旅立って行ってしまいました。




20世紀最大の振付家
モーリス・ベジャール【Maurice Béjart】
1927年1月1日マルセイユ生まれ。80歳。




彼のことを語り出したら多分私は止まりません。
よく「仕事で誰かが辞めてしまってもすぐその代わりが見つかるよ。」なんて言いますよね。
でも「あなたでなくては。代わりなんて絶対いない。」
そんな人も世の中にはいるわけです。
そのひとりが私は彼だと思っています。

1996年、偶然お隣の席に座ることができたときは
感動で息が止まりそうでした。

私が1番好きな作品は1985年に初めて観た
ジョルジュ・ドンの【アダージェット】
それ以来マーラーの交響曲第5番第四楽章は
私の最も大事な曲になりました。


ダンスの好きな葉に逢わせてあげたかった人です。
葉は彼の作品を観たらなんて言ったでしょう。










本当の美しさを教えてくれた人。
彼と同じ時代に生まれてきたこと。
彼と同じ空気の中で一瞬でも出逢えたこと。
それを心から感謝したいと思います。







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Lucy

惜しまれて逝く人は本当に幸せ。
名もない方達もそれぞれの人生を生きて
去っていくのですが、、、現実の生き死には
なかなかに厳しいものがありますね。

義母がアルツハイマーの義父の介護に疲れていた時、
「死ぬのを待ってられるまで生きたくはないわね」
とボソっと言った言葉が忘れられません。

みんな命輝いているんですが厳しい。

私もふと、90年に渡り生きてる祖母達や義父などに
その長命を稜にわけてほしかったと
想像している自分に、いいしれない嫌悪感を
いだくことがあるんですよ、、、、
by Lucy (2007-11-23 06:29) 

nako

★Lucyさん
いろいろ複雑な気持ちがあること、
それが現実なのかもしれませんね。
私にも90を超える祖母がいます。
私はその母の曾祖母が元気なときも知っています。
祖母の母としての曾祖母。
彼女がふわっと優しい笑顔で
きっと自分の娘が長生きしていてくれていること、
とっても幸せだと感じているんだろうなぁ、と
とても羨ましく思いました。
by nako (2007-11-23 19:27) 

アットサインyu

はじめまして。

11月28日の日記でシルヴィ・ギエムの公演予定を紹介し、イベント情報を調べていて訪問しました。

本家のイベント検索サイトのアットサインでは、誰でもイベント情報を告知できます。
コンサート・展示会・フェア・ワークショップ・講演会等何でも紹介できますので、ぜひ御活用下さい。

ブログTOPからもリンクしていますが、下記から直接でもどうぞ。

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ブログはこちらです。

http://plaza.rakuten.co.jp/atsignyu/
by アットサインyu (2007-11-29 01:49) 

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