32回目の月命日

今月も葉のためにご近所のママたちが集まってくださいました。

昨日、そのひとりのママと、あるテレビ番組のニュースについてお話をしました。

2007年6月1日から
救急車に対する出動要請の急増による到着遅延を解消するため、
東京消防庁が全国初の取り組みとして新たに開設する「救急相談センター」の運用と、
緊急性が認められる傷病者だけを搬送する「救急搬送トリアージ」の試行が始まったそうです。

そんな！
搬送しないと判断された患者の容体が急変したらどうするの？

心配しましたが、
対象を手足のけがなどに限定しているので大丈夫なのだそうです。

救急車

未だにこの単語を聞くだけで体に緊張が走ります。
サイレンの音はまともに聞けません。

以前から「他愛もないことで救急車を利用してはいけない」
そのような呼びかけや問題は耳にしていました。
そのせいもあって
私はお熱も40度まで高くなく食欲もあった葉を
けいれんが起き始めただけでは......と
救急車を呼びませんでした。

でも、
その直後意識がなくなり
妊婦で入浴中だった妹に無理矢理お願いし
自家用車で最寄りの小児科に向かって走り出した途端
嘔吐、心拍停止。
そのときの状況はこちらとこちらから。

もし、最初の段階で救急車を迷わず呼んでいたら
葉を救えたんじゃないか......。

小児科の先生たちは、
急性脳症の場合は、仮に自分がそばにいても助けられなかったと思う、
とおっしゃいますが
でも、もしかしたら助けられたかもしれない。

そう思う度に息が苦しくなります。

さて、
救急車に対する取り組みの問題を特集していた
昨日の朝のテレビ番組。

喉にものを詰まらせた子どものお母さんが
実際に119に電話してきたときのやりとりの録音が流されていました。
パニックになっているお母さん。
心臓マッサージを懸命に指導する指導員。
その後6分で救急車が到着し、
その子は助かったそうです。

葉が車中で心拍停止になり、救急に電話をしたとき
車で移動中で住所が言えません！
○○小児科へ行く途中です！
心臓が止まっています！どうしたらいいですか！
そう叫ぶ私に
電話の向こうから聞こえてきたのは
現在地の確認の質問を繰り返す声だけでした。

テレビの前で
自分が許せなくて
悔しくて
悲しくて
葉にも申し訳なくて
久しぶりに大きな声を出して泣きました。

コメント 4

leafさん　
ご自身を責めないで・・・　
by (2007-06-03 19:46) 

初めまして！
婦宝当帰膠の事を検索してコチラに辿り着きました。
私は今年の３月２日に、死産をした者です。
あと、５日後には帝王出産の予定でした・・。
月命日が同じ２日なんですね（我が家では月誕生日と呼んでますが）
ｌｅａｆさんがご自分を責められるお気持ちが痛いほど分かります。
でも、きっと息子さんはママの笑顔が大好きな筈です。
泣いた後には、思いっきり笑顔を見せてあげましょう！！
って、自分に言い聞かせてるな・・私（；^ω^）
またお邪魔させて下さいね！
息子の事はまだ書けずにいますが、私のブログのＵＲＬ残させて下さい。
by アキママ (2007-06-04 10:13) 

ごめんなさい・・記事をｕｐされた日が２日だったので月命日・・
勘違いしてしまいまったようです。
失礼しました・・・
by アキママ (2007-06-04 10:17) 

★みほさん
親が何があっても守らなくてはいけなかったはずの子。
あのとき、ああできていたら........
こうできていたら........
そう思ってしまうのは親の宿命かもしれません。

★アキママさん
はじめまして。
コメントをありがとうございます。
まだ3ヶ月。
お辛いですね。
我が家の葉は2002年4月3日に生まれ
2004年9月26日に倒れ
2004年10月2日に他界しました。
月命日、同じですね。
また、葉に会いに来てやってください。
by nako (2007-06-04 15:25)