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retired weapons @ Design Tide [event]

以前こんな話こんな話こんな話の記事を書きました。

【retired weapons】という団体があります。

これは世界の平和を祈ってはじめた非営利アートプロジェクトなのだそうです。
2005年の1月1日webからスタートし、
イベント、エキシビジョン、企業や団体、個人とのコラボレーションを展開予定。
世界へと広げていくそうです。

【retired weapons】には、2つだけ約束があります。
〈1〉「できるだけ多くの人に伝えましょう」
〈2〉「誰かを悲しませたり、傷つけてはいけません」

知り合いが立ち上げたプロジェクトです。
正直に言います。
プロジェクトって何?
いろんな世界の平和を祈る団体はありますが
どれもなかなかうまく実を結ばれていないのが現状です。
どうしても戦争をする人たちが後をたたないからです。
多くの人が世界の平和を祈っていますがこれは一体何をする団体なのでしょう?

確かめに行ってきました。

【retired weapons】は11月2日から6日まで Design Tide というイベントに参加しています。
100組のアーティストが 東京をデザインで面白くするイベントだそうです。

青山にある青山ブックセンターの一角に
実物大のバルーンでできた戦車がありました。
銃口からお花を出した戦車です。

場内はこんな感じ。

2日はトークセッションがありました。
それで今まで疑問だったことの多くを知ることができましたが
その中から抜粋すると.......

対話を大事にしていくコミュニティ
 世の中の戦争を完全に終わらすことはできないかもしれないけれど
 対話をすることで理解し合えることが増えるかもしれない。
ゆっくりわかりやすく長期的に伝えていこうとしていること
 急速に広めて突然終わるのではなく
 じっくりじっくり長く浸透させていきたい。
現在、商品やコンテンツ販売によって得た利益のすべては、内容を明らかにし、
次の展開を実現するための資金として活用していく

 だったらお金に振り回されて消えていく団体にはならないかもしれません。

最後に年配の女性から質問がありました。

戦争を知る者にとってあの実物大の戦車は心が苦しくなる。
若い人はどう感じているのか?

あのバルーンの戦車は実際アメリカ軍が演習用で使用しているものなのだそうです。
若い人からの意見がなかったのでつい手を挙げてしまいました。

私は「みどりのゆび」という本を知った直後に
同じような内容をビジュアル化した『retired weapons』に出逢い
戦争を止めた主人公の男の子のように
自分たちにも何かできるのではないか
という強い印象と確信と希望を持ったということを話しました。

でも....緊張して失敗しちゃいました。
彼女に1番伝えたかったのは....
私も子どもを亡くして以来
元気な子どもでいっぱいの場所
例えば会場裏の青山のこどもの城に行くのはつらい。
だけど
だからこそ、その体験・経験を人に伝えて
相手と対話を持つことが大事な気がしているのだ。と。

そう言いたかったのに。
この大事な部分がぜ〜んぶ飛んじゃいました。
アホです。

このトークショー、3日もまたやるはずです。
気になった方は是非!足を運んで実際ご自分の目で確かめてみて下さい。
聞きかじりだけでいるより
実際体験することのほうが
ずっと楽しいし1番大切なことだと感じるからです。

ゆっくり理解し合いたい。
お花の種が世界中に広がっていくように。

★会場でお花の種を無料で配布しています。
★完全受注販売のカレンダーの販売を開始しています。
★携帯電話の
「着ムービー」
「待ち受けムービー」
「待ち受け画像」
を無料でダウンロードできます。
詳しくは公式サイトで。


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コメント 14

TBさせてください。幾ばくかでもこの件拡がりますよう。
by (2005-11-03 02:41) 

。。洋。。

すごーい!
本当に戦車にお花が咲いてる・・・
でもなんだか作り物っぽいのは気のせい?
世界中に対話というお花が咲いたら
戦争ってなくなるんじゃないかなぁ~
by 。。洋。。 (2005-11-03 12:27) 

mamaru

戦場にひとつでも花が咲きますように。
そして、咲いた花を愛でる人が幸せに暮らせますように。
平和の種を、皆でまきましょう(^^)
by mamaru (2005-11-03 12:40) 

U3

 500nice!ゲットしました。leafさんのブログで獲得できるなんて光栄です。これからもよろしくお願いしますです。
by U3 (2005-11-03 13:00) 

U3

 以前ご紹介頂いたとおり『retired weapons』の壁紙を昨日まで張っておりました。ごめんなさい。いまはXPの壁紙に戻してしまいました。罰当たりなブラパパをお許しあれ。
 どんなプロジェクトでもそうですが立ち上げた人が最後まで面倒を見ないとうまくいかない場合が殆どです。その為には明確なビジョンと誰もが理解できる内容で尚且つ賛同できる内容を持っていなければなりません。
 このプロジェクトの実現にはあまりにも障害が多いと思いますが、それだけに遣り甲斐があるプロジェクトだと思います。
by U3 (2005-11-03 13:10) 

nako

★yutakamiさん
TBありがとうございます!
ぜひ一度のぞきに行ってみてください。
徳田さんも会場にいらっしゃいましたよ。

★ 。。洋。。さん
戦車はね、もちろん作り物ですよ。
バルーン、つまり風船ですから:-)
でも実物大なのでかなり迫力あります。

★mamaruさん
みんなが幸せでいられればいいのにね。
最近日清のカップヌードルのCMにも
戦車とお花の似たようなビジュアルがありますよね。

★ブラウンパパさん
パパさん!2週間ぶりですね〜。
500nice!ありがとうございます。
皆さんのおかげですね。
後ほどパパさんには記念にささやかな幸せをお分けしたいと思います♪
このプロジェクトのいいと思ったところは
皆さんお仕事としてやっているわけではないので
「こうしなくっちゃ」という制約が少ないことです。
気持ちだけが勝負のプロジェクト...でしょうか。
ただし中途半端な気持ちじゃ立ち向かえません。
最近急速に何かが成功すると誰かがそのあげあしを取るという
悲しい現象が起きることがあるでしょう?
そうなるといいことも消えちゃう場合があります。
正しく強く純粋で本気な気持ちと小さくても無理をしない行動力
よく考える力、お互いを知り想い合う力。
そんなものが長い間に
いつの日にか揺るぎない大きな正しいものになること。
それを信じたいと思うんです。
by nako (2005-11-03 16:53) 

とんこ

前の記事で知りHPも見てたのですが、年配の女性と同じで『戦車』や『ミサイル』に抵抗感というか違和感を感じていました。
> だからこそ、その体験・経験を人に伝えて~~
そうですね。目を背けるだけじゃ何も生まれてこないですものね。【Design Tide】に参加するのはちょっと難しいので、後でカレンダー注文してきたいと思います。
by とんこ (2005-11-03 17:08) 

意義深いプロジェクトですね。
by (2005-11-03 20:40) 

nako

★とんこさん
このイベントには友人と一緒に参加したのですが
彼女も「花で飾ったって武器じゃ武器!」って言ってました:-)
確かにね。
作り手は「飾った」というより「使用できなくした」のでは?
そんな風に思うのですが、でも受け取り方は自由です。
なるほど。
と逆に感心し、また考えさせられました。

★tanaka-ma3さん
また、答えがひとつじゃないものを抱えちゃいました。
でも大きく目指した先はみんなひとつになるといいな。
by nako (2005-11-03 21:05) 

yulala

戦車にお花・・・
不思議な感じですが、作った方の考えは伝わります。
戦争をして、いいことなんてひとつもない。。
平和な世の中になることを願います。
by yulala (2005-11-03 23:46) 

yooyan

今週末行く予定です。
このプロジェクトで知人からもらったカスミ草も
育ちますように・・・。
by yooyan (2005-11-04 00:14) 

nako

★yulalaさん
戦争をやめられない理由って何なんでしょうね。

★yooyanさん
いらっしゃるんですねー!
実際に触れることで皆さんの中に
また何か良いコミュニケーションやアイデアが生まれるといいですよね。
by nako (2005-11-04 19:18) 

私は、記者時代に戦車に載ったことがあります。
もちろん取材でしたが・・・
あの時は、これが、実際つかわれるのか!?というくらいでしか考えてませんでした。
今は、決して使われるべきではないと、切に思います。
by (2005-11-05 00:15) 

NO NAME

ふらふらとHPを覗いてみてらここにたどり着きました。
retired weaponsを主宰してる徳田です。
DesignTideの会の最後にleafさんからメッセージもらったのは
とても強く記憶に残っています。

トークの時にある女性からかなり攻撃的な質問を受けました。
しかしあのあと、その女性と個別に話しましたが
ボクらのメッセージに若い人たちがこたえてこなかったことに
危機感を感じたことからあのような行動にでたらしいです。
実は彼女は、retired weaponsにはとても肯定的でした。
でもいろんな人がいるものです。
ピースへの反応、意見、考えはそれぞれです。
ボクらが一番大切だと思っているのは、その多様性なんです。
ぼくは、leafさんの勇気がほんとうに美しいというか強いと思いました。
お子様の存在の強さとそれに答えようとしているleafさんの強さは
たぶんあの場所で何も答えられなかった方々にも十分強いメッセージになったと思います。そしてleafさんがぼくに託してくれたメッセージ、
残念ながらあの女性とその後会うことが出来ないのでまだ
伝えてはいないですが、でもぼくが思うに通る道は違えど、
向かうところは同じ場所ではないかと思うのです。
だからみんながそれぞれ信じれる何かのために
生きていけると、本当に素晴らしいと思います。

retired weaponsなんてできることなんてほとんどないです。
でもはじめるべきだと思ったんです。
leafさんのような方に育てられ、いろんな人に育てられ
このプロジェクトは育っていくと思っています。
ピースは、人類最大の作戦です。
そんな簡単に解決するものではないと思います。
っていうか解決なんかしないと思います。
しかしちょっと無関心過ぎたボクら一人一人が
すこしでも勇気をもって行動し発言し意見を持つことが
これからとても大切だと思うのです。

つらつら話してすいません。
今、思うこと、書かせていただきました。
またどこかでお会いすることができたら
ゆっくりお話ししましょう。
by NO NAME (2006-05-06 23:59) 

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