前向き [葉]
日航機墜落事故から20年。
12日は関連番組が各局で放映されていました。
子を亡くした親として
遺族の言葉が自分の想いと多く重なりました。
「事故のことを思い出すのは辛いけど、子どもを忘れられてしまう方がもっと辛い」
「時間は悲しみを和らげてくれることはありませんでした」
「20年目というのは何かの節目ではなく19年目も21年目も同じ」
「お母さんは悲しみを封印できず君のところへ行きたいと何度も思いました」
よく人は「前向き」という言葉を口にします。
それは暗に
「苦しいこと悲しいこと辛いことは全て忘れて次へ進む」
ことを言っているように感じます。
子を失った親にとって「前向き」とは....
「子を想ってとにかく生き続けていること」
それ以上でもそれ以下でもない気がしています。
後を追いたいけど
子どもを忘れないために生きる
悲しんで苦しんで
もうダメだと思いながらも
日々のほんのちょっとだけ嬉しいことに触れつつ
小さな幸せを感じながら
楽しかったことも思い出し想像し
でもときには寂しさに打ちのめされて.....
それでも命が続く限り子供のことを想いそれを続けること。
子を想う時間を伸ばすこと。
それが「前向き」なんじゃないかなぁと思います。
だって生きている限り忘れる事なんて絶対不可能なんだから。
僕の父親が亡くなったのも突然でした・・・
病気ではなく、まわりの人には心筋梗塞って言ってますが、
実際は・・・まだ言う勇気がありません。
父親のことは忘れることはありません。
いつも見守ってくれてると思うと
「前向き」になれます。
明日があるさ・・・ってタイトル、
それもあってつけました。
by kobekko (2005-12-12 14:11)
★ボニピンさん
お父様のこと忘れられませんよね。
私も葉のことは絶対何があろうと忘れません。
by nako (2005-12-14 07:49)
姿こそ見えないけれど、
きっとそばにいてくれますよ。
私も 自分の父がそばにいると 信じてますから!
by miho-rin (2006-05-08 22:18)