SSブログ

おいてけぼり [ママの独り言]

dada(夫)がフトこんなことを言いました。



だんだん取り残されていってるような気がする。



ドキッとしました。
実は私も感じていたことだからです。

もう今年に入って9日です。
2006年。
葉がお腹の中で存在し始めたのは2001年。
遠くへ旅立ってしまったのは2004年。


ついこの間のことなのに.......。


遺族会のミーティングや
他の人に葉の話をするとき
「先月亡くなった息子......」が
「昨年亡くなった息子......」になり
「おととし亡くなった息子......」になっています。


いつの間にか.......。



葉より小さかった子がお話しできるようになり
どんどん大きく成長しています。

元気だったら今年の4月で4歳です。
でも、私たちの中では
葉はまだまだ赤ちゃん。
物事はだんだん理解できるようになってきていましたが
まだ
言葉もきちんと話せず
ひとりで靴も服を身につけることもできず.....
大人が近くで支えていなければ生きていけない小さな子でした。
いつまでも2歳の男の子です。
ただ生まれた子供の短時間での成長は著しいので
記憶の中では
時々0歳だったり1歳だったりもします。



なのに時間はどんどん進みます。


私たち夫婦は
いつまでも葉のdadaとママのつもりでいるけれど
誰も知らない人が私たちを見たら
ただの子どものいない夫婦です。

頭ではそれが当たり前なんだって
嫌になるくらいよくわかっているつもりです。


でもね。
どうもdadaとママは
ぽつんと置いていかれてしまったような
そんな気がするの。


仕方ないね。


nice!(8)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 8

コメント 7

yulala

おいてけぼり・・・
なんだか切なくなりました。。

実は。
昨夜夢にleafさんとヨウヨくんが出てきました。
私とleafさんはとっても仲のよい友人で(勝手にごめんなさい^^;)
ヨウヨくんはleafさんにすごく甘えていました。
ベッドでごろごろしていてleafさんはヨウヨくんを
ぎゅ~~~~っとだっこしていましたよ。
ヨウヨくん、それはそれは幸せそうなお顔で笑っていました^^
それを見て
私もとってもうれしくなりました。
by yulala (2006-01-09 10:49) 

U3

 取り残されているという寂寞とした感覚は
わたしにも時々あります。
 わたし達夫婦にははじめから子供は授かりませんでしたが
ひとの子を見ているとそう思うことはよくありました。
結婚して五年間は医者にも通ったりして努力いたしましたが、
妻がホルモン注射とか数々の痛い治療で苦しんでいるのを見て
彼女が四十路になった時に
『あきらめよう。』とわたしから申し出ました。
わたしのその一言で
親からの(早く子供を産んでほしいという)期待や
自分自身へのプレッシャーから解放された
妻の安堵の顔を今でも忘れることは出来ません。
わたし達夫婦にもそんな過去があります。・・・
by U3 (2006-01-09 16:30) 

すいすえみ〜

何度も、コメントを書こうとして、でも書けませんでした。
いっぱい伝えたいことがあるのに、どうそれを言葉にしても、
伝えきれない気がします。
3月にもしお会いできたら、その時に、
少しでも伝えられたらいいのだけど。
by すいすえみ〜 (2006-01-09 17:12) 

leafさん、dadaさんの胸の内を思うと、
胸がいっぱいになります。
本当になんのお力にもなれないのですが、
遠くから見守らせて下さいね。
by (2006-01-10 10:35) 

ラムねーさん

子供を授からなかった夫婦と、授かった宝物を失ってしまった夫婦では全く違うでしょうね。
我が家もブラパパさん同様、授からなかった夫婦です。

友人が胸に抱く赤ちゃんの、ママにゆだねきった、安心した表情が羨ましくて・・・子供がいないと言うことを悲しく思ったこともありましたが・・・
授からなかったから・・・大切な命を失ってしまったleafさんの痛みが、私には永遠に感じられないのですね。

leafさん・・・なにもできなくてごめん。
by ラムねーさん (2006-01-10 18:17) 

nako

★yulalaさん
素敵な夢を見てくれてどうもありがとう。
yulalaさんとこうしてblogを通して知り合えて
仲のよい友人になれたこと
本当に嬉しく思っています。

★ブラウンパパさん
そうだったのですね。
不妊治療の問題は本当にデリケートで
どうしようもないストレスと闘わなくてはいけない
なんともいえない辛さがありますね。
前に1度、現在通っているクリニックからお電話がありましたが
「○○クリニック」とはおっしゃいませんでした。
「どこどこの○○と申しますが」と
まるでどこかの個人的な知り合いのような
名乗り方でかかってきました。
おそらく家族にも黙って通院している可能性を
考慮してのことだと思います。

★すいすえみ〜さん
ゆっくりお話ができるといいですね。
春、楽しみにしています。

★qoooさん
お気持ち、とても嬉しいです。
どうもありがとうございます。

★ラムねーさん
人はみんな色々な悲しみを抱えて生きているのだと
葉を失って初めて知った気がしています。
どちらがどれだけ.....という比較は決してできません。
皆それぞれ違うのですから。
同じ子どもを亡くしたもの同士でさえその感じ方は違います。
誕生死を経験された方に
「写真や思い出がたくさんあっていいですね」
と言われたことがあります。
経験できない苦しみや悲しさと
経験したからこそ感じる苦しみや悲しさ。
これは決して比べられないものだと思います。
どちらも気が狂いそうなほど苦しいのです。
by nako (2006-01-10 19:40) 

ayaking

leafさんのその思い、すこしわかる気がしました。
ちょっとだけ。
ayakingの両親がきっと今、そういう気持ちが大きいと思います。
娘を育て上げて、「親」っていう枠から外れて仲良く過ごしていたのに
結婚して、「母」になって「子供」の将来ばかり・・・
両親はそろそろ仕事もリタイア、年金くらし。
きっと、ちょっと、淋しい思いをしてると思いました。
by ayaking (2006-01-11 01:02) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0