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博多織 [kimono]

先日、今度は【博多織の帯】のイベントに行ってきました。

20090519_7746.jpg




講師は黒木織物さん。
今まで「伊達締めか浴衣の帯」というイメージしかなかった博多織。
いろいろ勉強させていただいてきました。


hakata.jpg


博多織は、先染めされた細いタテ糸をふんだんに使う技法で
太いヨコ糸を筬で強く打ち込み、
主にタテ糸を浮かして柄を織り出していきます。


締めるとキュッキュッという「絹鳴り」が生じ
絶対に緩まないとされている帯です。
また、力士が締めているまわしもこの博多織。
幕下以上にならなければ博多帯を締めることを許されないのだそうです。


博多織の中でも上質な献上柄は、
仏具である独鈷華皿を図案化し結合紋様としたものに
親子縞孝行縞とよばれるたて縞をあしらったもので、
幕府への献上品として定められた事により「献上博多織」の名が生まれたそうです。
例:↑写真左の帯........親子縞・独鈷・孝行縞・華皿・孝行縞・独鈷・親子縞


今回、鏡の前で反物を合わせていただいたのが..............
↑冒頭のお写真。
一目見て気になった葉っぱの柄の大島に
美しい春の色である緑色の博多帯。
西陣が豪華絢爛、博多が粋、というのがよくわかります。


五色献上の資料によると...
青(緑)は、方角として東に配され、季節のはじめの春の色。
穏やかさ、静けさ、平和を表わす色とされているそうです。
少し年配向きで難しい色だと思っていた緑色の帯ですが
鮮やかでとても美しい発色にびっくり。


そして....
帰りに全員プレゼントとしていただいてきたのが
この博多織ペンケース。

20090519_7749.jpg


知識が増えると見方も変わってくるもので........
美しい緑色の博多帯。
素敵でしたがお値段もすばらしかったので
残念ながら(当然というか)購入には至りませんでした。
でも、普通の呉服売り場ではなかなか触れることのない高価で稀少な帯。
貴重な日本伝統芸術&技術の良い勉強になりましたし
知識を知らなければ
選ぶこともできませんもんね。
いつか余裕ができたら(....できるのかなぁ?)
是非こんな帯を選んでみたいです..........。
と、夢だけは大きくしておこう。




ヨウヨ......
将来、こんな職人さんになるのも
大変だけど素敵だったかもね。





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コメント 4

チャン

何て可愛らしい大島!
何て奇麗な色の博多帯!
それに、ぴったりの帯あげ、帯締め!!
これは、葉ママが着てみたのですか?
絶対に似合うと、思います!
by チャン (2009-05-21 17:26) 

leaf

★チャン
毎回感動するけど、これは着ているんじゃなくて
反物をくるくる巻いて
まるで(前だけ)着物を着ているように見える合わせ方なの。
帯も結んでいないんだよ。
こういうのって
自分だと選ばないようなものを選んでくれたり
見てるだけだとウルサそうだったり
地味だったりするものが
実際自分に当ててみると印象が違ったりするので
とても面白いし勉強になります。


by leaf (2009-05-21 18:45) 

fumilin

はっぱの柄。
素敵だわ。
いいな・・・着物・・・
by fumilin (2009-05-22 00:19) 

leaf

★fumilinさん
秋から習ってみては?

★お茶屋さん
nice!ありがとうございます。

★takemoviesん
nice!ありがとうございます。

★xml_xslさん
nice!ありがとうございます。

★れんちきさん
nice!ありがとうございます。

★父ちゃんさん
nice!ありがとうございます。

by leaf (2009-05-22 09:51) 

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