訪問着

先日、母と電話で着物の話をしていました。





私の着物はすべて私が20代の頃に母が縫ってくれたものなので
かわいらしい柄がほとんどです。
「ピンクの訪問着はもう歳だからあなたには無理ね...」と母に言われ
ふと気づいたことがありました。


葉と遊んでいた近所の子どもたちは
昨年、みんな小学生になりました。
日中(正確には1日中ですが...)葉もいないので
なんだか葉も一緒にに学校へ行っているような錯覚を起こしていましたが
実際は、まだ幼稚園に通っている年齢です。
そして本当であれば
この春に、やっと小学校の1年生になるはずなのです。


冒頭の写真は、下の妹の結婚式に着たときのものですが、
私の訪問着はこのピンクの着物しかありません。
これを縫ってもらった20代のころは
いつか子供が生まれたらこれを着て入学式に行くんだろうなぁ.....
と漠然と考えていました。


葉が元気でいてくれたら
まさに今年はこの訪問着を着て
葉と一緒に桜の咲く入学式に出席するはずでした。


そう、想像したとたんに
思わず涙声になりながら母に話すと
電話口の向こうからも｢そうね｣と、ふるえる涙声が返ってきました。






ヨウヨ......
葉のランドセル姿
ママ見たかったなぁ。
かっこいいだろうなぁ。

コメント 1

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by leaf (2009-03-11 20:16)