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法務省からの回答 [戸籍]

本日2007年11月13日(金)
毎日新聞朝刊にコンピュータ化された戸籍についての記事が掲載されています。




コンピュータ化された戸籍の問題についてはこちらのblog記事に詳しく記載しております。

先日もお話ししましたが
5月31日に法務省へ提出した要請書に対する回答のお返事が
数ヶ月経ってもなかなかいただけずにいました。
真剣に協議されているからこそ時間がかかっているのだ...と
結構前向きに、特に心配もしていなかったのですが
ある方々のご意見を耳にして.....
先月半ば、担当者に直接お電話してみました。
本件については、
法務省HPに掲載されている
6月1日付けの大臣の記者会見での回答が正式回答だったのだそうです。
(当然そんなご報告は受けていませんでしたから存じ上げませんでした。)
ちょっとびっくりしました。
31日に出した要請書の答えが翌日に出るというのは
全く何も検討されていないということになるからです。
そして、私たちに対する直接の回答書を出す予定はない、と
残念でしたがハッキリ言われました。





ですが





数週間後に突然、
法務省からお詫びのお電話と共に回答書が届きました。








それをふまえて、
ちょうどその少し前から
この件に興味を持ってくださっていた記者さんが記事にしてくださいました。
それが今回の新聞記事です。








まだまだこの件についてご存じない方が多いと感じています。
新聞記者さんも葬儀屋さんも政治家でさえご存じない方がいるのです。
もっともっと多くの方に知っていただき、
そしてどれくらいの方が私たちの意見に賛同してくださるのか知りたいと思います。
もしかしたら私たちとは相反するご意見の方もいらっしゃるかもしれません。
簡単に割り切ることができれば
それは逆に幸せなことだと感じます。
行政に感情を持ち込むのはよくない。
そう決めつける方もいるかと思います。
でも、実際にこの件を知って傷つき悲しんでいる人々が大勢いらっしゃるのです。
それを和らげることに意味はないと本当に言えるのでしょうか。


たかが書類1枚のことです。
しかも普段なかなか接することのない戸籍。
それがとても大事に思えるのは
当事者でなければ想像しえないことだとも感じます。
実際、私自身がそうだと思うからです。


なぜ戸籍なの?
その質問にはこう答えます。
愛情や記憶や想いは誰にも負けないくらいあります。
ただ、この事実を知るきっかけになったことが全てを物語っていますが
この戸籍という紙切れ一枚が
唯一、公的に家族を証明する書類。
唯一、存在を証明する書類。
だったからです。
そこから家族同士が引き離されたこと。
ただの紙切れ1枚です。
でも、擬似的ではありますが、それがとても無情に感じたのです。


もし、
本当に多くの方が賛同してくださるのであれば
今後どのような国への働きかけ方があるのか
何ができて何ができないのか
何が問題でその解決方法は残されているのかいないのか
感情的にならず
一緒に考えていただければ心強いと思います。

私は法務省と仲たがいしたいわけではありません。
コンピュータ化に反対しているわけでもありません。
たとえば戸籍が家族単位でなく個人単位であったなら
こんなに傷つかないとも思います。
感情の問題はなかなか難しいことも承知です。
でも、私たちには感情があるのです。
そして知恵もあるはずです。
行政に感情は持ち込んではいけない。
どの分野でもそうですが、
そう決めつけてしまう前に
出来うる限りの部分で「こころ」と共に歩み寄ることができればな.....と感じています。
何かいい案が浮かべばいいのですけれど。
1度立ち止まって考えてみるだけも違う気がしています。

葉の母






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コメント 3

NO NAME

>ただ、この事実を知るきっかけになったことが全てを物語っている。

leafさんが衝撃を受けた瞬間、ここが出発点になっているのですね。
この点では、まだ電子化されていない地域の私たちとは温度差が
あると正直思います。
でも、家族の形態がまるで変わってしまったことを記されたものを
何の前置きもなしに、目の当たりにしたら私もleafさんと同じように
大きな衝撃を受けると想像します。
出生届けを出して、家族の一員として認められたあの日の喜びを
思うとやはり単なる紙切れとはどうしても思えません。

戸籍が全てではありません。
心の中には溢れるほどの思いが詰まっています。
たくさんの人の心の中にも存在してくれています。ありがたいことです。

戸籍に子供の名前を載せてもらったからといって、
子供が戻ってくるわけでも、生活が変わるわけでもありません。
ただ、短い人生でも生を受けて、家族として生きた意味を見出す、
そこから生きる力を得ようとする私たちにとって、大切なものなのです。
by NO NAME (2007-11-15 08:35) 

Yucy

上記のコメントは、私です‥(-_-;)
by Yucy (2007-11-15 08:38) 

nako

★Yucyさん
最初は自分の中で我慢しよう我慢しようと思っていました。
葉を本当に喪ったときに比べたらこんな形式的なことなんて.......って。
でも、あまりに皆さんがご存じなかったこと。
そして、あまりに何も配慮がなかったことから
もしかしたら、きちんとお伝えしていった方がいいのかな、
と思うようになりました。
最終的にどのような答えが出るかはわかりません。
ですが、きちんと伝えていくこと。
ものの意味を考えること。
何もかも忙しく流されていくのではなく
むかし、みんなが持っていたお互いの思いやりみたいなものを
自分たちも国も、
1度立ち止まって考えるきっかけにはなるのかな....と。
by nako (2007-11-17 08:02) 

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