毎日新聞の朝刊に〈追記あり〉

本日2007年10月20日(土)
毎日新聞朝刊（神奈川県版）に以前お受けした取材の記事が掲載されました。

自治体によって徐々に進められている戸籍の電子化。
電子化される際、除籍されている亡くなった子どもの名前が抹消されています。
詳しくはこちらから。
それに対し、なんとか希望する親には、子どもの名前を記載していただけるよう
今年の5月31日に、法務省と、ちょうどその同じ時期に電子化が行われた川崎市へ
要望書をお出ししていました。
詳しくはこちらから。

あれから約5ヶ月......
先日、「その後どうなりましたか？」と
毎日新聞の記者さんから御連絡がありました。
5月31日、要請書を提出した後に開かれた記者会見に出席されていた方です。

じっくりとお話しさせていただきました。

毎日新聞・神奈川県版の26面「かながわワイド」に掲載されています。
もしよろしければご覧になって下さい。

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この取材をお受けしたあと.......
つい数日前にあることが発覚しました。

今年2007年5月31日に法務省に提出した要請書の回答に関してですが
当時提出した要請書のなかにもきちんと明記し、
また提出時に口答でも「必ず直接回答をいただけるよう」要望してまいりました。
それに対し、
「期限は限定できないが必ずお答えします」とのお返事を確かに頂いて
私たちはずっとずっとお待ちしていたのです。

あまりにもお返事がないので
法務省担当者に直接お電話して尋ねてみました。

びっくりしました。
下記の法務省HPに掲載されている大臣の記者会見での回答が
この要請書に対する回答だったのだそうです。
ちなみにそんなことさえも法務省からはご報告受けていません。
http://www.moj.go.jp/
↑（ホーム/会見・スピーチ/平成１９年６月１日(金））

お返事が望んでいた内容にならなかったとしても
直接回答するという、そんな小さなお約束さえもはたされず
しかも、31日に出した要望に対して、
何も検討せず翌日に、
まるで「ついで」のような形のこの回答のみで済ませてしまうなんて..........。

いくらお役所相手とはいえ
きちんと正しく検討した回答を直接いただけるものと信じていただけに
その心のなさにがっかりしました。

しかし、まだまだこの件に関してご存じない方が多く存在すると聞いています。
今後もこの問題をなんとかして全国に広め
同じ想いの多くの遺族の声を届けていきたいと考えています。
そして、いつか私たちの「希望者だけでも.....」という願いが叶いますように。
せめて法務省との心ある対話が実現していけますように......。

コメント 4

落胆させられますね。
直接の回答もしてくれない…
どこへ相談したり、言い続けていかなければと思います。
ｌｅａｆさんのようにまずは近くの人々に事実を知って貰って
広げていくことが一番の方法なんでしょうね。
by (2007-10-21 13:35) 

★miiyaさん
nice!ありがとうございます。

★Kimballさん
nice!ありがとうございます。

★ナーリーさん
こんなことでは、国民は誰にものを言えばいいのでしょうね。
国民の意見を聞きます、っていうのは
ただの建前だけなのでしょうか？
聞き入れるにしろ聞き入れないにしろ
本当に真剣に審議してからにしてもらいたいです。
自分たちに有益な無駄なことばっかりしているくせに
面倒だから、予算がかかるから.....っておっしゃるのは
どうしても納得いかないんですよね。
面倒で予算がかかる原因を作ってしまっているのは
自分たち法務省だという、
その自覚と責任感がないなんて寂しいです。
by nako (2007-10-21 17:42) 

がっかりさせられます。本当に。
これが、前総理がいっていた『美しい国』なんだろうか？
悲しいやら情けないやら、呆れてしまいます。
by (2007-10-22 00:23) 

こんにちは。
先日、相続のための戸籍集めのお話していて、なるほど、と思ったことなのですが。
「勝手に改正されたり、コンピューター化されて、その度に除籍謄本だから７５０円払えって、なんだか納得いきません。おまけに郵送で取る時は定額小為替を７５０円分送らなきゃいけないけど、小為替1枚を買うのに前は１０円だったのに１０月の民営化で発行手数料が１枚１００円になって、７５０円分買うのに３００円かかるんですよ！」

私は、コンピューター化された後は、渡される謄本に特定の事項を載せる載せないは、容易にできるはずだと思っています。現に住民票なんか、本籍を載せる載せない、世帯全員を載せる載せないって選べるではありませんか？ただ、戸籍に関しては、今はどの自治体も、これまでの慣習に従って一律、記載事項を決めているのです。

国がなんとかしなくちゃならないこと、とても多いですね。こういうところでの努力が、国に欠けているのでしょう。
by 鳥居酉蔵 (2007-10-22 10:42)