脳症 [小さないのち]
葉の死亡診断書の病名は
ウイルス性脳炎による急性脳症でした。
先日、ある医学学会でこんな発表結果が出ていたそうです。
1995年から1998年前後
猛烈にインフルエンザがはやり
小さな1歳から3歳の子を中心に
子どもたちはインフルエンザ脳炎によって命を落としていた事実があります。
それがここ数年
小児科の先生方の懸命な研究と努力の結果
脳症の死亡率が劇的に減少してきたのだというのです。
私が在籍している【小さないのち】という
小さな子どもを亡くした親の会でも
最近入会される親御さんのお子さんの病名に【脳症】は減少しているのだそうです。
何が何だかわからず
治療法もなく
一気に葉のいのちを奪っていった【脳症】という病気。
決して許すことのできない病気です。
それが減少しつつある。
発症したら
後遺症を残すか死しかないといわれていた病気。
発症しても
素早い治療で重症にならずにすむ可能性が出てきた。
それは本来喜ぶべきことです。
なのに「どうして葉が元気なときにそれが起こらなかったの?」
なんだか考えれば考えるほど
涙が出てきちゃいました。
医学のやるせなさですね・・・
かつては助からなかった病気に、今は治療法が存在する・・・
後から来るものにとって、それは喜ばしいことだけれど、先に失った方々には辛いお話なのでしょう。
それにしてもleafさん、ついに600記事ですね。
本当によくこうして毎日書き続けてこられたと、改めて尊敬です。
600記事、おめでとうのnice!を置いていきますね。
by ラムねーさん (2007-03-13 07:39)
葉ちゃんが 身体をはって 天使になってしまった病気
一生 leafさんのご自身の中で許すことは出来ないと思います
うまくいえないけど、
みんなの天使にならなくても
葉ちゃんが ずっと元気で
leafさんご一家だけの天使でいて欲しかったと心から思います
by みほ (2007-03-13 07:51)
今週、夫の妹の33回忌があります。
詳しく聞いたことがないし、夫もよくわかっていないようですが
急に病院へ行ったことはなんとなく覚えているそうです。
もしかしたら同じように脳症だったのではと思ってます。
きっと義母もleafさんと同じように感じると思います。
by (2007-03-13 13:55)
脳症によって天使になった大勢の子供たちのいのちがあったから
脳症減少の光がみえてきたのでしょうね。
いのちが救われることは喜ばしいことですが、
私もleafさんと同じく、それが旭のときでなかったことが悔しいです。
なんで旭がいかなくちゃいけなかったの・・・?
何度考えてもでない答えなのに考えて悔しくて悲しいです・・・
by ちかあき (2007-03-13 23:42)
★SALLYさん
言われるまで気付きませんでした。
ほんとに600記事目でしたね:-)
nice!&コメントをありがとうございます。
ねーさまたちにさせられたからこそ
続けて来くることができているのだと思います。
どうもありがとうございます。
★みほさん
コメントをありがとう!
そうですね。
なんだかうまく言えないけど
複雑ないろんな感情が交じり合った気持ちです。
ただ唯一言えるのは「元気でいて欲しかった」
それだけなんですよね。
★ナーリーさん
インフルエンザ脳症に限って言えば
確かに劇的に少なくなってきているけれど
脳症が全て防げるようになった、というわけでもないようです。
それがまた複雑な感情を呼び起こすのですが.....。
子どもの身体はもともと急変しやすい性質を持っているそうです。
よい方向にも悪い方向にも。
こんなに科学も医学も発達しているのに
どうにもならない病気は数え切れないほどあるのですから
親としてはやりきれない気持ちになります。
★ちかあきさん
そうですね。
なんで...って。
何度も何度もつぶやいてきました。
これからもきっとなんで...ってつぶやき続けるのだと思います。
by nako (2007-03-14 19:14)
私の娘 あきなは いま 病院で ねっています
葉ちゃんの診断と 同じいです
つらいです
つらいです
あきなを 助けってください おねがいです
by さくらいあきな (2009-05-17 02:59)